トニーロビンズという世界的に有名なライフコーチをご存知でしょうか?古いところではアンドレアガシのメンタルコーチをしてスランプから脱出させたり、ハリウッドスターや経済界の大物のメンタルコーチとして長く活躍してきました。実は僕も15年ほど前になりますが、彼のセミナーに行ったことがあります。なんと数時間の間に真っ赤に燃える炭の上を歩くことができるようになるんですよ。

先日「Real Estate Executive」という雑誌に彼の記事がありとても感銘を受けたのでシェアします。拙い和訳はご容赦ください。

人生の原動力となる6つの基本的欲求

  1. 確実性/安楽

人間がもっとも必要とするのは確実性です。それはコントロールできていると感じることであり、次に起こることを予測できることにより安心感を得る事です。それは基本的な快適さの必要性であり、痛みやストレスを避けることであり、また喜びを感じることでもあります。確実性を求めるのは我々人間の生存メカニズムです。それは我々の人生で仕事、投資、そして人間関係に対してどれくらいリスクをとるのかに影響します。より確実性を求める人はリスクをとる度合いは減ってきます。あなたのリスク許容度を決めるのはここなんです。

2.  不確実性/多様性

一つ質問をしましょう:あなたはサプライズが好きですか?もし”yes”と答えたなら自分をごまかしていますね。あなたは自分の求めているサプライズが好きなだけなはずです。嫌なサプライズはそれはあなたにとって問題だからです。それでも人生の筋トレにはサプライズは必要です。人生の筋肉、すなわち気質は何か反対、反抗するものがないと育たないからです。

ハワイで大家:トニーロビンズ wants and needs

3. 意義

我々は皆重要、スペシャル、ユニークでありたいと思うし必要とされたいと思っています。では重要な人になるにはどうすればいいのでしょうか?億万長者になったり修士、博士号の学位をとる。ツイッターでありえない数のフォロワーを目指す。ある人は知りたくない場所まで刺青やピアスをすることに意義を感じます。また「お宅のご主人よりうちのと1日いて見なさいよ!」などと他人より深刻な問題を抱えていることで 感じる人もいます。もちろん霊感や、スピリチャルである(もしくはその振りをしている)ことでスペシャルであると感じる人もいます。

たくさんお金を使うこともそうですし、その逆もしかりです。どこのバーゲンで買ったとか、どれくらい節約したかを自慢する人いますよね?

4. 愛&つながり

愛は人生の酸素です。我々は皆これを求めているし、一番必要としています。もし誰かを愛していれば生きていると感じるし、愛を失うと耐えられなくなってつながり、愛「みたいな」ものに落ち着いてしまいます。愛やつながりを恋愛、友情、祈り、自然散策することで感じることができます。それでもダメな人は犬を飼えばいいでしょう。

ハワイで大家:トニーロビンズ2

これらの最初の4つを私は「人格のニーズ」と呼んでいます。一生懸命働いたり、とんでもない問題を作り出したり、時には正当化するために話をつくったりしたりしてなんとかこれらの欲求を満たそうとするのです。最後の二つは「精神のニーズ」です。これらは誰しもが達成する訳ではありません。もしこれらを満たすことができれば我々は真の充足感を得ることができるのです。

 

5. 成長

もしあなたが成長していないとすれば、あなたは死んでいっているのです。人間関係なり、ビジネスなりあなたが成長をしていなければ、どれだけ銀行にお金があっても、何百人も友達がいても愛する人がたくさんいたとしてもあなたは真に満たされることはないでしょう。私が思うに、人が成長する理由とは成長することによって他人に与えることができるようになるからということです。

ハワイで大家:トニーロビンズ charity

6. 貢献

かっこよく聞こえるかもしれませんが、人生の秘訣は与えることにあると思います。人生とは僕、私ではなく、「私たち」なのです。皆さんはいいことがあったらまずどうしますか?愛する人に電話して伝えますよね?共有することによって体験することがより増進させられるのです。

人生とはまさに意味を作ることにあります。その意味とはあなたが得るものによってではなく、あなたが与えることによって見出されるのです。究極的にはあなたが得ることによって長期的に幸福を得られるのではなく、どのような人間になって、何を貢献できるかにあると思うのです。

ハワイで大家:トニーロビンズ give back

それではお金はこれらの6つのニーズを満たしてくれるでしょうか?安定を買えるか?もちろん。多様性、イエス。お金があれば重要な人物であると感じることができます。つながりと愛はどうでしょうか?ビートルズの言葉を借りればお金で愛は買えない。でも犬は買えますよね!そして残念なことにお金があれば人が寄ってきますから間違った感覚のつながりを得ることはできます。成長はどうでしょうか?資金があればビジネスの成長の後押しをしてくれるし、お金を使って学習することもできます。お金があればあるほど寄付することによって貢献することができます。

しかし僕は思うに、もしあなたが意義というものを最重視するのであれば貢献を通じて稼いだものでなければお金は虚無感を産むだけの存在です。だからお金持ちになることで人生の意義を求めるということは非常に高くつくことだと思います。高額の貯金はできるかもしれませんが、大きな充足感を得ることはできないでしょう。

究極の人生の意義とは外的要因ではなく、内側からくるものです。それは我々自身を尊敬することから来るものなのです。綺麗だよ、賢いね、最高だねとか地球上でもっとも重要な人物だねと他人から言われるのではなく、自分自身についてどう感じるかが大切なのです。心の奥で成長し続けているか自分の快適ゾーンの外まで出て想像もできなかったくらい与えることができているか。地球上でもっとも裕福な人は感謝できる人なのです。